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2008.02.08 (Fri)

【読書感想】“文学少女”と月花を孕く水妖(野村美月/ファミ通文庫)

この巻の題材は夜叉ヶ池,草迷宮,外科室(泉鏡花)とのこと。

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# どうかこの物語が、永遠に続きますように。
# 私は“約束”を守ります。
# だから、いつまでも一緒にいられますように―
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最終巻前の番外編。本筋はイマイチ。でも最終巻の前にという意味では好い。

「あるあr・・・ねーよwww」だったはずなのに、
「あるあr・・・ねーよwwwってあれ?マジ?」みたいな巻。

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# ―――出会えてよかった。
#
# あなたと同じ夢を見ることができて、よかった。
# 鏡に映る花のような、水に浮かぶ月のような、儚い夢でも。
# いつか、目覚めが来るとわかっていても。
#
# よかった。
#
# 会えてよかった。
# 嬉しかった。
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シンプルな言葉は胸に響く。勿論前置きあってのことだけれどね。
「よかった」といえれば、本当に何もかも『よかったこと』になってしまうのかもしれない。
僕もできることならば、どんな苦しい出来事に対しても「よかった」といえる人間になりたい。




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テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

EDIT  |  18:21  |  読書感想  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.01.27 (Sun)

【読書感想】“文学少女”と慟哭の巡礼者(野村美月/ファミ通文庫)

この巻の題材は宮沢賢治の銀河鉄道の夜です。

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# ほんとうのさいわいは一体なんだろう。
# 宇宙の片隅で、そんなことを考えた男の子がいた。
# ぼくの幸いは、○○だった。
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幸いってなんだろうね!あの頃は幸いだと思っていたことが、今は全然そんなことないな。
あの頃想っていたことも、あの頃大事にしていたものも、かたちと意味を変えてしまった。
僕の時間はちゃんと流れているな。と思う。
それはきっと、僕が幸せだからなんだろう。伝えられなくて凍ってしまった想いがないからだろう。
でも、この物語の主人公は、コノハは違う。

物語の始まりから、ずっと伏線として張られていた『思い出』が解けていく。融けていく。
僕の弱点をズドンと突いてきている話です。痛くて痛くて仕方がなかった。泣きました。
みんながそれぞれ幸いを追いかけて、すれ違っちゃってさ。もっと近道はなかったのかと。
でも最終的に辿り着いた場所には納得できたし、感動した。好かった。とても。

あとがきにありましたが、このシリーズも後少しとのこと。
番外編にあたるらしい『“文学少女”と月花を孕(だ)く水妖(ウンディーネ)』の次が卒業編で、最後。
この巻でも胸をこれでもかと締め付けられましたが、最後の巻はもっと凄いんでしょう。
うー、早く読みたい。5月が待ち遠しいです・・・。


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2008.01.23 (Wed)

【読書感想】“文学少女”と穢名の天使(野村美月/ファミ通文庫)

この巻の題材はガストン・ルルーのオペラ座の怪人です。

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# 真実を知ることが、絶対に正しいこととは限らないのに―。
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この巻では、レギュラーキャラでありながらも存在感の薄かった琴吹という女の子が飛躍的にその地位を上げます。
この琴吹さんってのが物凄くかわいいツンデレキャラをしていてですね、僕が知っている物語の中では屈指のツンデレです。
かわいいです。これだけでご飯三杯です。うそです。でもそれくらいかわいいです。これだけでも読む価値ありです。
まぁでもラブコメではないので・・・。

昔、友達に「真実とはなんぞや」という問いかけをされて大層困った覚えがあります。
ヤツは頭が良かったからね・・・平凡な答えとかでは到底納得しなかったのですよ。
そんなことも思い出しながら、物語のキャラクターたちは真実に向かっていきました。
記憶と言うのは可愛くできているもので、どうしようもない苦痛を伴う場合だとかには簡単に事実を歪めて保存してしまう。
いや保存でなくて読み込みができなくなるとかなのかな。防衛本能なんだろうね。
でも、そのまま忘れていればいい記憶もあれば、そうでない記憶もあるわけで、真実に立ち向かう羽目になったとき、
それに向き合うのは大層勇気がいる。・・・はずなんだけどね。それを簡単にやっちゃう人とかもいるんだよね、世の中。
そんな真摯で強い人がそばにいたら、そうでない人も真実に立ち向かえるのかもしれない。

愛したり、憎しみを抱いたりして、偽ったり偽ったり偽ったりして逃げて、でも逃げ切れるものではなくて。
突きつけられた真実は、とても切ない。
文学少女シリーズ第4段から、僕が感じ取ったことを大まかに書くと、こんな感じ。


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2008.01.19 (Sat)

【読書感想】文学少女シリーズ(野村美月/ファミ通文庫)

既読:
“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)
“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)
“文学少女”と繋がれた愚者(フール)

未読:
“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)
“文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ)
“文学少女”と月花を孕(だ)く水妖(ウンディーネ)



宝島社発行の『このライトノベルがすごい!』の2007では8位、2008では3位にランクインしているシリーズです。
また、角川出版開催の『ライトノベルアワード』でも2007年ミステリー部門受賞と輝かしい道を歩んでいます。

このシリーズは、実在する文学小説を題材としており、物語に強い影響を与えている。
物語の語り部はコノハという高校生で、中学時代のトラウマを強烈に引きずっています。
そのコノハ君を強引に文学部に引きずりこみ、引っ張りまわすのが部長の遠子先輩。
この二人を軸として、あちらこちらの揉め事に首を突っ込んでは大混乱。
ライトノベルと呼ぶに相応しいテンションで繰り広げられるミステリーは、一読の価値ありだと思います。


■■死にたがりの道化編■■-85点
この巻の題材は太宰治の人間失格です。

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# 恥の多い人生を送ってきました。
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この一文から始まります。いきなり太宰です。
人間の鬱々とした部分を等身大で、もうどうしようもないくらいの憂鬱に。
そんな暗闇の中を駆け回って駆け回って、出口を探すような物語。
「生まれてきてすいません」そんな風に思うこともあるかも。
でもそれだけじゃないらしい。


■■飢え渇く幽霊編■■-80点
この巻の題材はエミリー・ブロンテの嵐が丘です。(知らない)

#######################################################
# ねぇ、失ったものを取り戻す方法を、コノハは知ってる?
# 時間を戻せばいいのよ。
#######################################################

時間が戻せるのなら戻したい。誰だって一度くらいは思いますよね。
でもそんなの無理だし、いつまでも縛られているから精神が破綻したりする。
特に恋焦がれただの生きた死んだだの、そんな時こそ人間は執着してしまう。
哀しいし奇怪しい。そんな時はいつだってそうだ。
だからこの物語も、そんな感じ。


■■繋がれた愚者編■■-90点
この巻の題材は武者小路実篤の友情です。(また知らない)

##############################################################
# いつか壊れるかもしれない関係なんて、最初からないほうがいい。
##############################################################

人間関係において、絶対はない。友情だって裏切られるかも。愛情だってそうだ。
でもそんなこといってたら一人で生きていく他ない。
騙されるかも、裏切られるかも、言えない事もあるかも。
断ち切ったり繋がったりを、そんな脅えの中でも繰り返すしかない。
そうすることで道は開けて、前へ進めるんでしょう。
そんな言葉が、春を告げるすみれの花のような少女から以下略。

@この巻で気になった台詞が

##################################################################
# 本を閉じれば、物語は終わってしまうのかしら?いいえ!
# それは余りにも味気ない読み方だわ!あらゆる物語は、私たちの想像の中で
# 無限に続いてゆくし、登場人物たちも生き続けるのよ。
##################################################################

この下りは凄くすき。そうだよね、物語の登場人物って心の中で生きてくれるよね。
その代表が2次創作(同人活動等)だけど、そうじゃなくてもさ、なんか考えちゃうよね。
僕はハッピーエンド至上主義なので、どの物語も閉じた後には、輝かしい未来があるのだと思ってます。
だから、このシリーズの後の物語も、きっと明るいんだろうなーと思って読みたいと思います。


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2008.01.12 (Sat)

【読書感想】嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(入間人間/電撃文庫)

みーくんの嘘つき!

という訳なんですけども、この本はとても西尾維新ぽいです。
文の書き方が似てますね。内容は巷で言われてるほど似てないと思う。
まぁまだ完結していないストーリーだからなんともですけどね。


■■1巻 幸せの背景は不幸■■
常にみーくん視点で語られる本作品。うっかりしてると置いてかれます。
僕は眠い目こすりながら読んでいたんですけど、すっかり後半置いてかれました。
さすがみーくん。と言った感じ。僕が頭悪いだけかもしれませんけど。

###########################################
#だから明日、覚えてみれば質問してみよう。
#何で、あの子達を誘拐したんですか。
###########################################

ってことで誘拐がキーになってるミステリ物。サブタイは『幸せの背景は不幸』。
内容はかなりぶっ飛んでるんだけど、それについていければ楽しく読み進められる。
軽いノリで壊れてる。でも壊れてても幸せ。とっても不幸だけど、まぁいっか。
みたいな。


■■2巻 善意の指針は悪意■■
2巻イマイチ。

ということで↑のままな感想。
新たに明らかになったこととか興味深くはあったけど。

入間さんのあとがき通りで、続編って言われて戸惑いましたって作品だと思う。
確かにみーくんとまーちゃんの話ではあるんだけど、外伝っていうかね。
この話を2巻にもってくる必要あったのかなぁ。
続編に効く感じだとは思うけどもね。

###########################################
#とーるは臆病者で、
#みーくんが卑怯者なんだよ。
###########################################

じゃあ、主人公は一体何に分類させるんだろう。
※主人公は『とーる』と呼ばれたり『みーくん』と呼ばれたりそうでなかったり忙しい。


■■3巻 死の礎は生■■
1巻の勢いが復活することはないのかなぁ。

################################################################################
#うつ病に苛まれて、突発的な自殺がしづらい環境を求めてとか、
#周囲の差別と偏見につぶされてとか、家族や友人の心配する態度に耐えられなくてとか、
#理由は千差万別だけど、結局は現状を悪化させない為に、入院する人が多い。
#実際問題、閉鎖された環境でいくら過ごそうとも、社会復帰するために回復は困難だ。
#病院には、攻撃してくる人間が少ないからな。その環境に適応してコミュニケーションが
#循環になっても、実社会に出る能力が身についたわけじゃないんだ。
#だから、退院して暫くすると再入院する人も多い。時間が直せるのは心の傷であって、
#ズレじゃない証拠だ。
################################################################################

↑の入院ってなんですると思う?語りは「なるほど」と思ったけどそれくらい。
謎解きではないんだよね。別に謎解き好きじゃないしいいんだけど。
路線がイマイチわかんないぁ~掴めない。

壊れっぷりが凄まじい本書。「にもうと」がでてきて大混乱。
「あにーちゃん」ってのはいいね。素晴らしい呼び方だなぁと思った。
妹が登場したことで、嘘つきみーくんの軸がぶれる。
嘘を突き通せなくなったとき、みーくんはどうなるんだろう。
まーちゃんを世界で一番××していられるんだろうか。


■■総評■■
まーちゃんが可愛い。

#####################################
#そこだけ切って、楽ちんに痩せるのだ!
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とかね。脅威のダイエット方法を披露しそうになるところとか可愛くて仕方がない。
でも身近にこういう人がいて欲しいとは思わない。誰しもがそうだと思うけど。

けどラブコメ作品ではないのだし、それだけで押していくわけにもいかないよね。
もう少し面白くなって欲しい。もっともっと変化をつけてしまっていいと思う。
一巻の勢いカムバック!

とりあえず続きがあるらしいので、楽しみに待ちます。

    
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