2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

2008.01.19 (Sat)

【読書感想】文学少女シリーズ(野村美月/ファミ通文庫)

既読:
“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)
“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)
“文学少女”と繋がれた愚者(フール)

未読:
“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)
“文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ)
“文学少女”と月花を孕(だ)く水妖(ウンディーネ)



宝島社発行の『このライトノベルがすごい!』の2007では8位、2008では3位にランクインしているシリーズです。
また、角川出版開催の『ライトノベルアワード』でも2007年ミステリー部門受賞と輝かしい道を歩んでいます。

このシリーズは、実在する文学小説を題材としており、物語に強い影響を与えている。
物語の語り部はコノハという高校生で、中学時代のトラウマを強烈に引きずっています。
そのコノハ君を強引に文学部に引きずりこみ、引っ張りまわすのが部長の遠子先輩。
この二人を軸として、あちらこちらの揉め事に首を突っ込んでは大混乱。
ライトノベルと呼ぶに相応しいテンションで繰り広げられるミステリーは、一読の価値ありだと思います。


■■死にたがりの道化編■■-85点
この巻の題材は太宰治の人間失格です。

################################
# 恥の多い人生を送ってきました。
################################

この一文から始まります。いきなり太宰です。
人間の鬱々とした部分を等身大で、もうどうしようもないくらいの憂鬱に。
そんな暗闇の中を駆け回って駆け回って、出口を探すような物語。
「生まれてきてすいません」そんな風に思うこともあるかも。
でもそれだけじゃないらしい。


■■飢え渇く幽霊編■■-80点
この巻の題材はエミリー・ブロンテの嵐が丘です。(知らない)

#######################################################
# ねぇ、失ったものを取り戻す方法を、コノハは知ってる?
# 時間を戻せばいいのよ。
#######################################################

時間が戻せるのなら戻したい。誰だって一度くらいは思いますよね。
でもそんなの無理だし、いつまでも縛られているから精神が破綻したりする。
特に恋焦がれただの生きた死んだだの、そんな時こそ人間は執着してしまう。
哀しいし奇怪しい。そんな時はいつだってそうだ。
だからこの物語も、そんな感じ。


■■繋がれた愚者編■■-90点
この巻の題材は武者小路実篤の友情です。(また知らない)

##############################################################
# いつか壊れるかもしれない関係なんて、最初からないほうがいい。
##############################################################

人間関係において、絶対はない。友情だって裏切られるかも。愛情だってそうだ。
でもそんなこといってたら一人で生きていく他ない。
騙されるかも、裏切られるかも、言えない事もあるかも。
断ち切ったり繋がったりを、そんな脅えの中でも繰り返すしかない。
そうすることで道は開けて、前へ進めるんでしょう。
そんな言葉が、春を告げるすみれの花のような少女から以下略。

@この巻で気になった台詞が

##################################################################
# 本を閉じれば、物語は終わってしまうのかしら?いいえ!
# それは余りにも味気ない読み方だわ!あらゆる物語は、私たちの想像の中で
# 無限に続いてゆくし、登場人物たちも生き続けるのよ。
##################################################################

この下りは凄くすき。そうだよね、物語の登場人物って心の中で生きてくれるよね。
その代表が2次創作(同人活動等)だけど、そうじゃなくてもさ、なんか考えちゃうよね。
僕はハッピーエンド至上主義なので、どの物語も閉じた後には、輝かしい未来があるのだと思ってます。
だから、このシリーズの後の物語も、きっと明るいんだろうなーと思って読みたいと思います。


スポンサーサイト
EDIT  |  19:24  |  読書感想  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

Comment

■管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2008.01.21(月) 18:42 |   |  【コメント編集】
■■匿名希望Rさま■■
ひさしぶりだねぇ~半年もPCほっぽいてたのかい(笑
そっちも元気にしてるのかしら?寒いから風邪ひかないようにね~。

ね、↑いい言葉でしょう!
小生も夜な夜な妄想を・・・(違(18禁))

その内おにぎりを買いに参るから負けてね!(ムリダロ)
ショーリ |  2008.01.22(火) 20:07 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
コメント
パス  編集・削除するのに必要
非公開:  管理者だけにコメントを表示
 

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。